会長あいさつ

河合 賢朗

第21回日本乳癌学会東北地方会

会長 河合 賢朗

(山形大学医学部外科学第一講座)

第21回日本乳癌学会東北地方会を開催させて頂くにあたりまして、ご挨拶申し上げます。

地方会は地域での乳腺医療のレベルアップを目的として、学生・若手・研修医・メディカルスタッフが中心となり、参加者が自由にコミュニケーションを行う場として利活用していただければ幸いです。

日程に関して、第17回はCOVID-19パンデミックにより中止となり、第18回から第20回まではオンライン、ハイブリッド形式で会期を延長して行われました。今回はCOVID-19が5類に指定されたことからも、3月第1金曜日をオンラインスポンサードセミナー、土曜日を対面のみとパンデミック以前に近い日程・形式に戻し、ささやかながら全員懇親会も再開させていただきたいと思います。会場に関して、仙台国際センター会議棟は2025年から約2年半の大規模改修に入る予定です。会議棟での最後の学会は第32回日本乳癌学会学術総会にお任せし、展示棟のみでの開催とさせていただきました。

皆様と対面でお会いし、久々に直接コミュニケーションが取れることを楽しみに致しております。どうぞよろしくお願いいたします。

工藤 俊

第21回日本乳癌学会東北地方会

会長 工藤  俊

(山形県立中央病院乳腺外科)

この度、山形大学の河合先生とご一緒に東北地方会会長を務めさせて頂きますこと、大変光栄に存じます。

さて乳癌治療は、今やバイオマーカー別の治療戦略が定着しかつ進化し続けています。特に、これまで難題であったトリプルネガテイブ乳癌についても、HER2-low、BRCA変異陽性、PDL1陽性に対する治療選択肢が拡がり、その手応えを感じている先生方も多いのではないでしょうか。そこで本会のシンポジウムは「周術期・進行再発トリプルネガテイブ乳癌」とさせていただきました。

また本会でも、教育セミナーはもちろん、共催セミナー、メディカルスタッフセミナーに加え、一般演題や若手セッションも従来通り予定しております。

医師不足の厳しい環境下ではありますが、これまで東北地方の乳癌診療を担ってこられた先生方や、これからを支えてくれる頼もしい若手医師、タスクシフトを担うコメディカルなど多くの皆様が一堂に集い未来志向の明るい交流の場になればと、実行委員一同準備して参ります。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。